正しい姿勢について
理学療法士の坂牧です。
今回は【正しい姿勢】について注目していきます。
「自分って姿勢が悪いな」と感じたことはないでしょうか。
猫背になっていることや背中がそり過ぎていたりすることで様々な体の不調が生じてしまいます。
また姿勢を整えるだけで呼吸や歩行のしやすさが変わることも多々あるのです。
それでは、正しい姿勢ってどんな感じでしょう。
人体は湾曲やねじれがあるため真っすぐではありません。そのため姿勢を整えようと強引に真っすぐにと心がけるのは
正しい姿勢修正とは言えません。
当院のリハビリは姿勢を正すうえで【アライメント】の指導を心がけています。
アライメントとは骨や関節の配列のことを指します。
そこで、まず静的アライメントをベースとした姿勢指導を行っています。
普段歩くことや階段を昇り降りすること、またスポーツ動作など動きを始めるうえで【一番最初と最後の姿勢】が不安定であれば
一連動作にてすべて影響していきます。そのため静的アライメントを整えることが重要になります。
静的アライメントとは『自然な立ち姿』を指すことが多いです。
重心線を軸として
横から見た正しいアライメントは 耳垂→肩峰→大転子→膝蓋骨後面→腓骨外果の前方を通ります
後ろから見た正しいアライメントは 後頭隆起→椎骨棘突起→殿裂→両膝関節内側の中心→両脛骨内果間の中心を通ります。
この静的アライメントへ整えることにより、自然な身体への負担や影響を維持することが可能となるのです。
当院では、静的アライメントの修正および改善から動的アライメント(動きの中の姿勢)へと評価と治療を進めていきます。
姿勢についてお困りな方や指導が必要な方はお気軽にお声掛けください。