長引く腰痛、それは「骨折」かもしれません

- 寝返りをすると痛い
- 起き上がるときに痛い
- 前にかがむと痛い
- 真っすぐ立ちづらい
- 身長が低くなった
- 背中が丸くなった
- ぎっくり腰だと思ったが、なかなか治らない
このような症状はありませんか?
「もう年だから腰がいたいのは仕方がない」「いつものこと」と我慢していたその痛みは、年のせいではなく「脊椎圧迫骨折」かもしれません。
加齢による骨粗鬆症が圧迫骨折の原因に
骨粗鬆症とは、加齢や生活習慣(運動不足、食生活、喫煙など)の影響で骨がスカスカになり、骨がもろくなることで骨折しやすくなる病気です。
健康な骨(普通の状態) | 骨粗鬆症の骨(スカスカの状態) |
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背骨は、小さな骨(椎骨)が積み重なって構成されていますが、骨粗鬆症になると骨がもろくなるため、弱くなった骨が重みに耐えきれずに圧し潰されてしまうことがあります。
転倒や転落、尻もち、身体をひねる、重いものを持ち上げるといった簡単な日常動作でも、椎体が圧し潰されて骨折に至り、「何もしていないのに痛くなった」と受診される方も多くいらっしゃいます。
健康な椎体(普通の状態) | 圧迫骨折になった椎体 |
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脊椎圧迫骨折の新しい治療法 BKP
Balloon Kyphoplasty【バルーン カイフォプラスティ】(略して「BKP」と呼ばれています)は、つぶれてしまった椎体を、骨折前の形に近づけ、痛みをやわらげる治療法です。BKP治療には、バルーン(風船)状の手術器具や医療用の充填剤(骨セメント)を使用します。
1990年代にアメリカで開発され、日本では2011年1月より公的保険が適用されるようになりました。
1
背中から針状の器具を刺入し、骨折した椎体への細い経路を作ります。その経路を通じて小さな風船のついた器具を挿入します。
2
椎体の中に挿入した風船を徐々に膨らませ、圧し潰れた骨を持ち上げて、できるだけ骨折前の形に戻します。
3
風船を抜くと、椎体内に空間ができます。その空間を満たすように、骨セメントを充填します。
4
手術は1時間弱で終わり、骨セメントは手術中に固まります。
椎体に挿入した風船が膨らんでいく様子

BKPの特徴
①大きく切ることはありません。
ベッドにうつぶせに寝た状態で背中を2ヶ所(0.5㎝程度)切開します。
傷はごくわずかです。
②手術時間は1時間弱です。
手術時間が短く、高齢でも負担がかかりにくい手術です。
③入院期間が短くすみます。
ご病状や経過にもよりますが、基本的には手術の翌日に退院できます。
ご相談ください
BKPの手術は認定資格が必要で、認定病院での手術実習を受講し、試験に合格した医師のみが施行できます。当院の嶋村 佳雄医師は本手術が施行可能ですので、圧迫骨折による腰や背中の痛みにお悩みの患者様はご相談ください。
BKP手術の様子


